2017年7月8日土曜日

聖の青春(映画)

2016年公開の日本映画。難病と闘い死を目前にしながらも、対局を通じて将棋の高みを目指すプロ棋士、村山聖(さとし)の人生を描く。ジャンルはヒューマンドラマで、将棋のルールが分からなくても楽しめる(わかるともっと楽しめると思う)。静かに淡々と流れていく時間が、とてもリアルで病気を持つ主人公に残酷に見えた。

(画像は映画.comより引用)

村山聖は羽生善治と並んで称された実在のプロ棋士で、ネフローゼという腎臓の病気で29歳の若さで亡くなった。松山ケンイチが20キロ増量してまで役に臨んでおり、どこか達観している部分と鬼気迫る部分が織り交ざって、見ていてドキドキする。東出演じる羽生名人との勝負に勝った後、二人で不器用に酒を酌み交わすシーンはかなり印象に残る。

(画像は映画.comより引用)

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