2016年12月末、年末の休暇を利用してチリのTorres del Paine(トーレス・デル・パイネ)国立公園にトレッキングを楽しみに一人で行ってきた。トレッキングが好きな人には、ペルーのワスカランと同様に大変オススメできる場所。
南米チリのパタゴニア地方にある、トレッキングで有名な国立公園。サンパウロから合計12時間(飛行機で7時間+バスで5時間)で到着。乗り継ぎの関係もあり、移動にほぼ2日かかった。
<飛行機>
サンパウロ⇔サンチャゴは頻繁に飛行機が飛んでいるが、サンチャゴ⇔プンタアレーナス(パイネ国立公園の最寄り空港)は1日3~4往復。年末で飛行機が混んでいたため、今回はサンチャゴでトランジットのため一泊した。丁度クリスマスだったので、街は閑散としており、水一本を買うのにも苦労する。翌日の午前便で、プンタアレーナスに入った。飛行機はLATAM航空とSKY航空(チリのLCC)が飛んでいるが、今回はLATAM航空を利用し、価格は約10万円(R$3,000)だった。
GRU(サンパウロ)→SCL(サンチャゴ):約4時間
SCL(サンチャゴ)→PUQ(プンタアレーナス):約3時間
<バス>
プンタアレーナス空港からパイネ国立公園までは、バスを2本乗り継いで到着できる。1本目はプンタアレーナス空港→プエルトナタレスで、所要時間は約2時間半。強風の吹き付ける荒涼とした大地を貫く舗装道路を延々走っていく。Bus surという会社が、朝7時から夜9時までの間に、大体1~2時間おき位の頻度でバスを出しており、価格は約1,300円(CLP7,000)。現地の夏シーズン(12月~2月)は特に混むらしいので、ネットで予約・購入しておくのがおすすめ。
プエルトナタレスがパイネ国立公園への玄関的な街で、街のはずれにあるバスターミナルから、パイネ国立公園行のバスが出ている。バス会社は、上のBus sur社の他にも2社あるが、ここを使う場合は約1,500円(CLP8,000)で行け、午前便(7:30発)と午後便(14:00発)がある。プエルトナタレスの街からパイネ国立公園の入り口までは、道の状況にもよるが約2時間半程度はかかる。
2.行程
パイネ国立公園では、トレッキングや登山、カヌー、クライミング等の様々なアクティビティが楽し、今回は、Wサーキットという有名なトレッキングコースを歩いてきた。最大標高は1,000mにも満たないが、アップダウンのある約80kmを3泊4日で踏破した。コースの難易度は低めで、一部急登やガレ場があるくらい。日本で登山やトレッキングをしている人であれば、そこまで難しくないかと思うが、単純に距離が長いので、技術面よりも体力面での勝負になると思う。
ちなみに、湖を遊覧船で巡り、アイコンとなる山を眺めて、山小屋に泊まる観光メインのコースや、Wサーキットよりもハードなトレッキングコースなど、初心者から上級者まで楽しめる仕様となっており、懐が深い。今回は、パイネ国立公園で山小屋(Refugio/レフヒオ)を運営する、Fantastic sur社に山小屋の予約とプライベートガイドをお願いした。
3.天候
4日間の工程の内、初日の夕方と最終日の午前以外は快晴だった。気温は測っていないものの、ガイド曰く15~20度。ワスカラン程ではないもののそこそこ強い日差しと、パタゴニア特有の強風のため、暑いのか寒いのか分からなくなってくる。また、歩いていると、濡れない程度の小雨(滴?)がぱらつくことが1日5、6回程度はあった。ガイド曰く、パイネの夏(12月~2月)は基本的に快晴・強風で、強い雨が降ったり、風がやむことは稀らしい。そうなるとトレッキング時の服装が難しいが、基本的にはウールの長袖ベースレイヤーに、防水・防風のアウターでほぼすべての天候に対応。
4.費用
費用内訳は概算で以下の通り。これに食事代等を加え、全体費用は約35万円程度。
ホテル代 約4万円(サンチャゴ2泊、プエルトナタレス2泊)
飛行機代 約10万円(サンパウロとプンタアレーナス往復)
バス代 約0.6万円(プンタアレーナスからパイネまでの往復)
公園入場料 約0.4万円
山小屋 約9万円(宿泊代+3食付き×3日分)
ガイド代 約9万円(プライベートガイド)
船代 約0.3万円
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