2017年10月21日土曜日

この世界の片隅に(映画)

「この世界の片隅に」は、2016年公開の日本映画。同名のコミックが原作となっているアニメーション映画で、第二次大戦下で、呉に嫁いだ日本人女性が、大事なものを失いながらも懸命に生きていく姿を描いているお話。戦争系の映画に良くある、涙腺を狙ってくる感じの映画ではなく、淡々と戦争中の生活のようなものが描かれており、自然と鼻をすする感じの映画で、割と好み。


(映画.comより画像を引用)


どんなに辛い中でも、嫁ぎ先の家族と一緒に、努めて明るく振舞っている主人公。絵を描くのが好きだったが、とある事件をきっかけに、その姿勢に変化が起きるシーンは、変に凝った演出をしておらず、淡々としているが故に、見ていてとても苦しくなる。扱っている題材からして、ハッピーエンドではもちろんないけれど、見た後は意外にもすっきりした感じになる不思議。戦争を身近に生活している人の目線で切り取った作品。


(映画.comより画像を引用)


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