2019年2月27日水曜日

いま、息をしている言葉で。(本の感想)

いま、息をしている言葉で。は、光文社の古典新訳文庫の創刊編集長だった駒井稔さんの本。作者の生い立ちから、どのようにして古典新訳文庫が誕生するに至ったか、誕生後にどのような苦労があったのかを描いている。このタイトルは、当時の社長が創刊する古典新訳文庫のコピーとして口にした言葉だそうだ。




正直なところ、本屋さんで表紙を見て、タイトルに一目惚れして購入した本だったが、この本を読むと、光文社の古典新訳文庫を読みたくなってしまう。作者に乗せられている可能性が高いのだが、本の作者ではなく訳者に注目するという新しい楽しみ方を学ばせてもらえた本だった。

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