2019年5月22日水曜日

物価上昇について思うこと(日々の雑感)

ブラジル生活中に語学学校でできたスイス人の友人と食事をしていた時のこと。いつものSKOLBRAHMAと違うビールが飲みたいという話になり、隣国ウルグアイのNORTENAを注文すると、急に彼が瓶を見つめ「このビール会社は儲けている」と言い出した。


彼の発言は大体いつも突然だが、核心をついてなるほどと思うことが多い。「このビールのラベルに書いてある容量を見てくれ。前より5ml減っているが、ここでの値段はそのままだ。減った分だけビール会社の利益が増えている」と彼は続けた。

 

本当か?よくそんなこと覚えているなと思っていると、顔に出ていたのか彼が「瓶の大きさは同じで中身だけ減ってるんだ。いきなり半分にでもならないと、今の君のように気づかないよ。誰もビールのラベルを毎日確認はしないからね。」と付け加える。


日本は酒税法の関係からなのか、お酒ではNORTENAのような実質値上げ戦略(中身は減るけどお値段そのまま)は見られない。しかし、久しぶりにコンビニで買ったポテトチップスの袋が想像以上にスカスカだったのを見て、彼の得意げな顔をふと思い出してしまった。

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