2019年5月1日水曜日

旧前田侯爵邸(東京散歩)

に旧前田侯爵邸は、駒場にある重要文化財指定の建物。加賀百万石の前田家の邸宅として建てられた洋館と、海外からの賓客を迎えるために建てられた和館がそれぞれあり、いずれも入館料は無料となっている。休日の散歩に少し足を伸ばしてみた。午前中〜14時くらいまでの間は無料でボランティアの方がガイドツアーをしてくれており、こちらの説明を聞くとより一層楽しめる。




最寄駅は、京王井の頭線の駒場東大前駅。東大の正門がある東大口から歩いて5分ほどの場所にある目黒区立駒場公園の中に佇んでいる。公園入り口が北側と南側にあり、南側の入り口が駅から近いが、東門から入るとすぐに和館があるので、今回は東口から入った。すぐ近くには、東京民藝館もあり、そちら目当ての外国人のお客さんがちらほらみられた。





最初は和館。たまたまボランティアガイドの方の案内(所要時間は20分ほどで、こちらも無料)に参加できたので、各部屋の説明や襖絵の内容などを聞くことができた。いずれも高級な材質を用いて床の間などが設えられており、当時の前田家の財力が伺える建物となっている。海外からのお客さん用に会えて和風の建物を建てたとのことなので、トイレやお風呂が西洋式だったのも面白いポイントだった。













洋館の方は、ここが日本ということを忘れさせるようなイギリス・チューダー様式。関東大震災後に建設されているため、鉄筋コンクリートで作られている、新し目の建物。内装は豪華絢爛で、ヨーロッパの建物や内装と比較しても全く遜色がない。和館と同様に、営業目的以外の撮影であれば自由なのもすごい。













各部屋ごとに特色があったが、ご令嬢の部屋の壁紙がとても印象に残るデザインだった。部屋全体の雰囲気も、細部や装飾品も楽しめて、大変楽しい散歩になった。

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