2018年8月31日金曜日

大慶 純米大吟醸(日本酒57)

大慶 純米大吟醸は、石川県珠洲(すず)市にある櫻田酒造が手がける日本酒。蛸島という島にある家族経営の小さな蔵で、大正時代から地元である漁師町の方向けに日本酒を醸している。ホームページを見てみると、地元消費率が9割とのことで、東京はもちろんの事、石川県でもお酒が好きな方以外は知らない印象のあるレアなお酒。ベースックなものは特別純米だが、金沢駅にこの純米大吟醸が税込2,160円で販売していたので購入してみた。この味とクオリティであれば、特別純米の方がコスパは高い印象だった。




純米大吟醸ということで、香り高いすっきりしたお酒をイメージして飲んでみたが、どちらかというとお米のうまさや甘みを残したまったり旨口、やや濃いめの仕上がりになっており、濃い口の醤油につけた刺身や、味の濃い魚の煮付け等、海辺の料理に合いそうな印象の造りになっている。昨今の純米大吟醸とは趣が異なるので好みは分かれそうだが、個人的には少しだけ冷やして濃い味の和食と合わせるにはもってこいのお酒だと思う。





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