2015年10月に、ふと思い立って隣国ウルグアイの首都モンテビデオに一人旅。派手さはないけれど、どこか落ち着いていて、暮らしやすそうな街だった。ブラジルやアルゼンチンに住んでいるひとであれば、週末に気軽な一泊二日の旅先としてオススメしたい。
サンパウロからだと、飛行機でのアクセスが一般的。LATAM航空とGOL航空が直行便をGRUから飛ばしており、モンテビデオのカラスコ国際空港(MVD)まで約2時間半の道のり。MVDは比較的新しく、そこそこ大きい綺麗な空港だった。
物の本(地球の歩き方)での紹介ページも少なく、あまり前情報はなかったが、治安はそこそこ良さそうで、久しぶりにフラフラと街歩きを楽しめた。多分一番有名なのが、独立広場にある、サルボ宮殿。1928年にサルボ一族が建てたので、別に王族とかが住んでいるわけでなく、今は普通のマンション的な建物。中の見学はできないらしいが、独特な形が面白い。
その近くには、ソリス国立劇場。こちらは内部も見学できる。訪問した日がたまたま入場料無料だったので、お金を払わずに入れたが、普通はいくばくか入場料が必要らしい。最近修復されたので見た目は新しいが、1856年に建てられており、なかなかの歴史的建造物だ。(日本に黒船が来たのが1853年なので、明治時代の幕開け前くらいに建てられた)
旧市街を歩いていると、雑然とした中に歴史を感じる。ふらっと立ち寄った美術館(名前は忘れたけど、旧市街の真ん中あたりにある)は、荘厳な内装で驚いた。文化的な水準が高かったことをうかがわせる。
他にも、Mercado de puerto(メルカド・デ・プエルト/港の市場)という市場に行って、Assado(アサード/肉の炭火焼)も食べてみた。一人なので、あまり量は食べれないが、赤身のがっつりしたお肉で、炭の匂いがして美味しかった。
日本にいた時は知らなかったが、ウルグアイは実はワインの産地で、タナ種という独自のぶどうを使った赤ワインが有名だそう。アルゼンチンのマルベックに似て、果実味の強い重めのワインだった。ウルグアイワインをメインに扱うワインショップも街中にちらほらあるので、モンテビデオ土産にオススメ。この時は行けなかったが、ワイナリーもモンテビデオ近郊に幾つかあるそうなので、ワイナリー巡りも組み合わせると面白いかもしれない。
他にも、恋人が鍵をつけてるフランスのアレ的ポイントや、歴史ある消防署の建物など、ヨーロッパを思わせるスポットが随所に見られたモンテビデオ。一つ注意することがあるとすれば、サンパウロよりも幾分南にあるため、行く時期によってはかなり寒いということ。この時も、10月でサンパウロでは初夏くらいだったので薄着で行ったら、薄手のダウンが必要と感じるくらい寒かった。
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