2016年12月17日土曜日

MASP(サンパウロ美術館)

約3年ぶりに、MASP(マスピ/サンパウロ美術館)を訪問した。1947年に個人のコレクションをもとに設立されたこの美術館は、大人一人の入場料は約1,000円(R$30)とやや高いが、宗教画から現代アートまで粒ぞろいな収蔵品が多く、なかなか楽しめる。ちなみに、火曜日は無料なので、平日行ける人はそこが狙い目。


アクセスは、地下鉄Triano-MASP駅(トリアーノ-マスピ駅)を降りてすぐ。パウリスタ通りに面した、一階部分が吹き抜けになっている建物。すごく目立つので迷いにくい。今回はパウリスタ通りをフラフラと散歩していて、たまたま興味が湧いたので入ってみた。昔よりも展示方法がよくなっていて、すごく見応えが増していた気がする。ちょうど、ブラジルの手工芸についての展示が1階でやっており、木製の椅子やお面など、実に様々なものがあって面白かった。



2階に上がると、絵画がメインの常設展。ガラス板を重りで固定し、それを絵を描ける壁にして、自由なレイアウトで作品を展示する方法は斬新で面白い。絵についての説明は、絵がかけられたガラス板の後ろに貼り付けられている。ここでは、入り口から奥に行くについれて、古い年代のものから新しいものへと順番に作品が並んでいた。特にルノワールやモネ、セザンヌ等の印象派の作品は見応えあり。個人的には、ブラジルの画家Antonio ParreirasのIracemaという作品が印象に残った。



地下にはミュージアムショップと、サンパウロの町並みを描く画家の展覧会が入っていた。ミュージアムショップの主力商品は本で、日本と比べると絵葉書や小物の取り扱いは少なかった。他にも、ブラジル人作家による工芸品等も取り扱っていた。


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