2016年12月27日火曜日

MEXICO博物館(メキシコ旅行②)

テオティワカンと並んで、遺跡好きに是非オススメしたいのが、メキシコシティの人類学博物館。過去にメキシコで栄えた様々な文明の遺跡から、遺物を集めてできた博物館。少なくとも半日は時間を使う(じっくり見て回ると1日必要かもしれない)ほど、充実した収蔵品を誇っている。




地下鉄Auditorio駅から徒歩で行ける。周りには他にも美術館が多いので、スペイン語で博物館の名前を控えておいて、迷ったらそれを見せながら場所を聞くといい。(実際にそうした)最初のうちは、真面目に写真を撮っていたけど、その数の多さに段々面倒くさくなってきて、面白いとかすごいとか、心に響くものだけを記録に残すようになった。それでも、結構な量の写真を撮ったのは、さすがとしか言いようがない。しかし、最初に入っていきなりこれが来たのにはびっくり。いつの時代も、芸術家は孤独だったのだろうか。




土器など、色鮮やかな彩色や細工のされたものもあり、文明度の高さを伺わせるものも多く展示されていた。中でも、翡翠を使ったものは、とても神秘的で美しかった。





日本でも有名な、アステカカレンダーや、生贄の心臓を置く台、翡翠の面、オルメカの巨石もあり。アステカカレンダーは目玉の展示なのか、ちゃんとコーナーが用意されていたが、それ以外は結構さらっと置かれていたりするので、気をつけていないと見逃す可能性があるので要注意。





しかしどちらかというと、この博物館の楽しみ方はもっと奥が深い。是非、何を考えて作ったのかよく分からない、人をおちょくってるとしか思えないものを探してみてほしい。酒を飲みながらボールを投げているおっさんみたいな像、この世の無常観を体で表現したような像、きっと何か特別な意味があるのかもしれないが、どうしてもナンセンスを感じてしまう。





一つ注意点があるとすれば、あまり小さな子供向けの施設ではないということ。絶対に夜、夢に出てきそうなトラウマものの展示も多い。いちいち展示の仕方が凝っていて、恐怖を増幅させる。



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