2015年8月、夏休みを利用してメキシコシティに一人旅をしてきた。今回は見所が多いので、分割して紹介する。1回目はメキシコシティ近郊にある遺跡、世界遺産にも登録されている古代都市テオティワカン。1枚目の写真は、月のピラミッドの頂上から見える景色。
メキシコシティから約50キロ北東に進んだところにある。市内のバスターミナルからテオティワカン行きのバスが出ている。ただ降りる場所がわかりにくいので、バスで行くのはあんまりお勧めしない。(実際に乗り過ごして大慌てで戻った)入り口から、大きな二つのピラミッドが見えている。右のほうに見えるのが太陽のピラミッドで、奥に見えるのが月のピラミッドと呼ばれている。
こちらは太陽のピラミッド。高さは65mもあり、頂上まで登るのには結構体力がいる。でも、上から眺める景色は見事。なにやらパワースポットらしく、いろいろな格好をした人が、皆一応に空に向かって手を伸ばしていた。2枚目は頂上から見た月のピラミッド。
太陽のピラミッドから降りて、死者の道という大通りを進む。だだっ広い道に、ぽつぽつと土産物屋が並んでいる。途中にジャガーを壁画を見つけた。この日は天気に恵まれ、日差しもかなり強かった。日焼け止めと帽子、それに水は必携だ。
月のピラミッドに近づくと、途中で左手に神殿のような建物が現れる。中に入ると新鮮の装飾の一部や壁画がある。石造りの色すらも忘れられた都で、ここだけが当時の色彩を保っており、それが逆に浮いて見えた。
遺跡の再奥に当たる場所にある月のピラミッドは、高さ47mと太陽のピラミッドよりやや小ぶり。しかし眺めは太陽のピラミッド以上。遺跡全体が見渡せ、整然とした古代都市の全容を感じることができる。直射日光を遮るものが何もないが、風も吹いており、階段の角に腰掛けて、15分ほどぼーっとしていた。
ここからは遺跡入り口近くに有る、ケツァルコアトルの神殿を見に、元来た道を引き返す。途中で人の住んでいた跡地のようなところを通ったが、その中にポツンと、微笑んでいるような石を見つけた。
結構な距離を歩いて到着したケツァルコアトルの神殿は、二つのピラミッドよりは小さいが、ピラミッドとは異なる文明の香りがする装飾が連なっていた。手前の石の土台を一回登流と、小さな神殿というかピラミッドがあり、そこの外装が独特。
結構急ぎ足で回ったものの、半日ちょっと時間が潰れた。見所も多く、行って大正解。中南米の遺跡の中でもトップクラスにアクセスが良いので、ちょっと長い休みが取れたら、遺跡好きにはマチュピチュ以上にオススメできる場所だ。
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