2017年12月7日木曜日

グランドセイコー SBGA147(時計)

仕事用時計を、グランドセイコーのSBGA147に買い替えた。グランドセイコーは、日本の時計メーカー、セイコーが最高級ラインとして設定している時計。シンプルな3針モデルで時間が確認しやすく、チタンバンドやルミブライト等、高級時計に失われがちな実用的なところが備わっているのが気に入って購入。また、スプリングドライブという、世界でもセイコーしか作ることのできない、クオーツと自動巻のいいとこ取りをした駆動方式で作られた、キャリバー9R65を採用している時計でもある。グランドセイコーというブランドが独立する前の、SEIKOとGrandSeikoというブランドがダブルで入っているモデル。


海外で生活すると、日本のメーカーが作る製品の品質とコストパフォーマンスの高さに驚かされることが多い。時計もその一つで、ブラジルでもセイコー、シチズン、オリエントが展開していた。ビジネス向けということで、シンプルなスイス時計も少し購入を考えたが、日本人として日本の良いものを自信を持って身につけてみたいと思い、この時計を選んだ。ブラジルでも愛用していたPROTREKのマナスルはまだ全然使えるが、ディスコンになった時にCASIOは時計の扱いが家電的(壊れた時には修理よりも新品と交換することが多い)という話を聞いた。時計を長く愛用するという意味では、時計メーカーの製品の方がいいと考えたことも、グランドセイコーの購入に影響を与えている。



(2018年1月13日 追記)
初めてグランドセイコーの時計(SBGA147)を購入してから約半年が経過したが、仕事用の時計として今までで一番満足している。過去ロレックスのエクスプローラー2Ref216570)やゼニスのクロノマスターTオープン等を使っていたが、重すぎたり派手すぎたりで、何となくしっくりこなかったので割と短期間(1年くらい)で手放している。いくつかの時計遍歴を経て、仕事用の時計に求められるものは、軽くて、正確で、シンプルな時計だとの結論に達しており、このSBGA147は今まで購入した時計の中でも、一番こ
3点を兼ね備えていると思う。

軽さを左右するのは、ブレスレットの材質で、主要なものは皮革、ステンレス、チタンの3種類。皮革ベルトは、これらの中では一番軽くていいのだが、夏に汗を吸って汚れや臭いが気になってしまう点と、消耗が激しい点がマイナス。ステンレスは、高級時計でもよく使われるメジャーな素材で、耐久性が高いが、基本的に重いのがマイナス。チタンは軽く耐久性もそこそこあるので、バランスが良い。世間一般でいう高級時計はほとんどステンレスを使用しており、過去使っていたエクスプローラー2はステンレスのブレスレットで、
着けていると重さを感じてよく外していた。このSBGA147はチタンで、驚きの95グラムという軽さ。着けていることを忘れてしまうくらいの装着感。ゼニスは皮革ベルトだったが、経年劣化が激しかった。

正確さについては、時計の駆動方式(ムーヴメント)が大きく影響しており、主要なものは機械式とクオーツ式の2種類。機械式は高級時計でも多く採用されており、各社が自社で設計・開発したムーヴメントが使われている事が多い。よくキャリバー○○(Cal.○○)という言い方をする。エクスプローラー2も自社ムーブメントのCal.3187を使っており、ゼニスはエルプリメロというクロノグラフの名機を使用していた。(このエルプリメロは、時計マニアの間では超有名なムーヴメントで、キャリバーという呼称を使わなくても分かるほぼ唯一のムーヴメント)対して今回購入したSBGA147は、スプリングドライブという第3のムーヴメントを使用している。機械式のとクオーツ式を融合させたもので、世界でセイコーだけが実用化に成功している。通常の機械式に比べ時間のずれが少なく、3日間のパワーリザーブがあるので週末をまたいでも止まらないという点が、かなり気に入っているポイント。

シンプルさについては、オーソドックスな3針モデル(短針、長針、秒針)で、日付表示とパワーリザーブがついた必要最低限のモデル。他にもストップウォッチ機能が付いたクロノグラフや、潜水できるダイバース等のモデルがあるが、仕事ではこのモデルが見やすくていい。ルミブライトという蛍光塗料のおかげで夜でも時間が確認しやすく、白いフェイスに入った縦縞もすっきりとしたデザインに貢献している。

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