2017年8月に、真冬のオーストラリア・シドニー周辺を旅してきた。
金曜日の夜に羽田を出発するフライトで、一路シドニーへ。シドニーへの直行便は2017年8月現在で3種類あり、羽田からはANAとカンタス航空が夜10時頃の出発、JALが19時半頃に成田から出発のフライトがある。今回はANAを利用した。この時は日本とオーストラリアで時差が1時間しかなく、フライト時間も9時間半と、ちょうど寝ていると到着する感じで、体には優しかった。また、意外にもエコノミー席は空いており、3席全てを使って横になれたので、さらに快適だった。
シドニーには翌日の朝9時過ぎに到着。到着ゲートにて、シドニー在住の友人と再会し、早速市内の観光へ向かう。今回は友人が車を手配してくれたので、移動は車でかなり楽をさせていただいた。まずは、朝食がてらシドニーの魚市場に足を運ぶ。空港から高速を使えば、だいたい30分まではかからない距離。世界でも3番目に大きい規模とのことで、新鮮そうな魚はもとよりエビやカニなどの甲殻類、貝類も豊富に揃っていた。市場の中にある場外レストランのような場所で、フィッシュアンドチップスなどを購入。値段は日本で購入するのに比べて、遜色ない価格設定(2品でAUD20くらい)で、やや高いと感じたが、味は美味しい。
食事が終わると、シドニー市内を歩いて散策。冬とはいえど日差しも強く、風は冷たいが気温は結構高かったので、シャツ一枚で問題なかった。歩いていても治安の悪さは感じられず、全く問題なく観光できた。ハーバーブリッジを経由して、シドニータワーに登り、シティを散策。天気が良かったので、オペラハウスまで足を伸ばしてみた。天気が良く、大変フォトジェニック。シドニーでは、電車での移動の他に、水上バスのような船が結構な頻度で運行されており、オパス(パスモのようなプリペイドカード)を駅近くの売店で購入・チャージして使える。カード自体は無料なのが嬉しい。
翌日は、シドニーから車で2時間ほど北に行ったところにある、ワイン産地のハンターバレーに足を伸ばした。日本でもよく見かけるオーストラリアワインの発祥の地らしく、ワイナリーが点在している。基本的に試飲は無料で、5軒ほどまわったが、大体5〜6種類程度は試飲用のボトルが置いてあり、快く試飲させてくれる。オーストラリアでは、赤はシラーズ、白はシャルドネが有名らしく、それ以外にも様々なぶどうが生産され、各ワイナリーがオリジナリティーを競っている。価格については、オーストラリアは酒税が高いらしく、あまり現地で購入するお得感は感じられなかった。(価格帯としては、大体AUD20〜50くらいが多く、南アフリカやチリ・アルゼンチンと比べて、物によるがコストパフォーマンスは相対的に高くない印象)以下の写真のTOWER’S ESTATEのような自分の好みに合うワイナリーもあり、日本で見かけない銘柄を購入するのは有意義だと思う。
シドニーの街そのものは新しく、イギリス時代の建物など一応歴史は感じるが、他のヨーロッパの国に比べると歴史はそこまで深くない。そういう点は、ブラジルと少し似ているが、旧宗主国の違いか、オーストラリアでは、イギリスの影響を受けつつもオーストラリアらしさみたいなものが根付いている印象。為替の関係で現在は物価が日本人にとってはやや高いが、それでもフライトや治安を考えると、今後の休暇を過ごす有力な候補地になりそう。
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