ナポレオン四代は、野村啓介氏によるナポレオン家四代にわたる歴史を解説した中公新書の文庫本。正直なところ、ナポレオンといえば、軍人か皇帝に上り詰めたフランスの英雄であるナポレオン1世のイメージしかなかったが、本書を読んでその系譜に至る歴史を知ることができた。
以前ウィーンに旅行した際に、ナポレオンについての記載があったが、やはり近代ヨーロッパの歴史を語る上では、良しにつけ悪しきにつけナポレオンというワードは避けて通れないことを再認識させてもらった。そういう意味では、本書を読むことでナポレオンという言葉の欧州での持つ意味をよく知るいい機会になると思う。
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