2018年2月25日日曜日

エアラインステータス(ANA)

以前紹介したJGCJAL・グローバル・クラブ)に続いて、ANAでのステータスSFC(スーパー・フライヤーズ・カード)を獲得した。これで、ワンワールド(JALの属しているアライアンス)とスターアライアンス(ANAの属しているアライアンス)の両方で、ファストレーンやラウンジの利用が可能になる。以前ほどではないが飛行機をよく使う人間から見て、このメリットは大きい。


<マイルとステータスの関係>
通常飛行機に乗ると貯まる「マイル」は、距離や座席クラスに応じて付与される。飛行機に乗らなくてもクレジットカードの決済などで貯めることができ、貯めたマイルは特典航空券や商品券などに交換できる。普段の買い物でマイルを貯めて、フライト・チケットをマイルで獲得する陸マイラーという人もいるらしく、「マイル」自体を貯めることはそこまで難しくない。

それとは別に、お客さんを囲い込む目的で、「飛行機をよく使うお客さんを優遇する制度」を各航空会社で用意している。その待遇を決定するために使う「ポイント」が、マイルとは別にカウントされており、JALではFOPFLY ON ポイント)、ANAではPP(プレミアム・ポイント)と呼ばれている。飛行機に乗ることで貯まっていくが、逆にいうと「乗らないと貯まらない」ので、「マイル」に比べると貯めるハードルが高い。

この「ポイント」は1年間(1月〜12月)でカウントされ、ある一定値まで貯まる(=ある一定以上飛行機に乗っている)と、「ステータス」というものが航空会社から賦与される。ステータスはポイントごとに幾つか段階があり、段階が上がるほどお得意様として様々な特典が得られるようになる。ANAでいうと、3段階あり、3万ポイントでブロンズ、5万ポイントでプラチナ、10万ポイントでダイアモンドというステータスが付与され、ステータス獲得年の翌年いっぱいまで特典を受けられる。

<ステータスの特典>
たくさん飛行機に乗ることで獲得できるステータスによって、よく飛行機を使う人にとってうれしいサービスが受けれられるようになる。JALANA、また提携するアライアンス各社によって細かい点は異なるが、代表的なサービスは以下で、空港での待ち時間を短縮し、ラウンジで出発前までゆっくりできる点が気に入っている。また、例えばANAの場合は、同じアライアンスに属するルフトハンザやシンガポール航空でも、以下のサービスのほとんどを受けられる。(ANAのステータスと同時に、アライアンスで共通するステータス(スターアライアンス・ゴールド等)も付与されるため)

1.飛行機の優先予約ができる
2.航空会社のチェックインカウンターでファーストクラスやビジネスクラス専用カウンターが使える
3.出国審査で優先ラインを使える(ある場合のみ)
4.飛行機が出発するまで、専用ラウンジが使える(食事やネット、シャワーなどが用意されている)
5.空席がある場合、座席のアップグレードを受けられる
6.預入荷物の容量が増える(無料)
7.優先搭乗


JGC/SFCとステータスの関係>
通常ステータスは、獲得した年の翌年までのみ有効で、ステータスを維持したければ飛行機に乗り続けなければいけない。そんな時間もお金もない人のために、JALANAもそれぞれ道を用意しており、それがJGCJAL Global Club)やSFCSuper Flyers Card)といった独自の会員制度。これらは、一度でも一定のポイントを獲得した人が入会資格を貰えるもので、要するにお金でステータスを買う制度。

基本的には、大体年会費1万円〜のクレジットカードに申し込むことで、それぞれの会員になれる。会員であり続けているうち(お金を払い続けている内)は、ずっと一定のステータスを維持できるというもので、飛行機に乗り続けなくてもラウンジなどが使い続けられる。但し、一度一定のポイントまで達するというのがミソで、これはつまりある1年間はJALANAに乗らないといけないことを意味している。(これを修業と読んで、このJGCSFCに入るために飛行機に乗る人もいるらしい)

JALANAも、このポイントを5万ポイント(JAL8万ポイントでさらに上級ステータスがもらえる)に設定しており、そのうち半分を自社便に限定している。このポイントは国内便やアジア便が貯まりやすいので、出張の飛行機をワンワールドかスターアライアンスに寄せると、意外と達成できる。ラウンジがあるとご飯代も浮くので、空港の楽しみとして今後もこの2枚を継続していく予定。

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