バリー・シール アメリカをはめた男は、2017年10月公開のアメリカ映画。民間航空会社のパイロットだった主人公が、CIAの極秘任務と麻薬マフィアとの取引を同時に請け負いながら、破滅へと堕ちていく過程を描いている作品。派手さの少ない、どちらかというと地味な映画だが、飽きさせることなくラストシーンまで見ることができた。アメリカをはめた男というタイトルが、ややこの映画の本質からずれているようで残念だが、内容は見る価値のある作品だと思う。
主演のトム・クルーズと聞くと、ミッション・インポッシブル等アクション映画が有名だが、本作では派手なアクションや過激な描写はほとんどない。史実に基づいたノンフィクション映画のためか、いい意味で淡々と進んでいく作品に仕上がっており、時折入る述懐が場面の切り替わりをわかりやすくしている。家族を愛しながらも、お金に溺れリスクの高い取引に足を取られていく様子が、鮮やかに描かれており、一般的なハンサムのトム・クルーズとはかけ離れた役どころも結構はまっていた。
(映画.comより画像を引用)
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