2017年3月初旬、ふと思い立って、ブラジル南部の街Porto Alegre(ポルト・アレグレ、ポル語的にはポルト・アレグリ)にふらっと日帰り旅行してきた。当日は快晴で、気温は約30度。日差しが結構強く、サンパウロの夏と同じくらいの気候だった。この街だけであれば、半日あれば観光できてしまうと思う。
サンパウロからであれば、主要な航空会社がCGH(コンゴーニャス)から飛行機を飛ばしているが、今回は敢えてGRU(グアルーリョス)から飛んでみた。おなじみのアビアンカ・ブラジル航空のA320の早朝便に搭乗して、約1時間30分でPOA(ポルト・アレグリ国際空港)に到着。
ブラジル南部、ヒオ・グランジ・ド・スル州(RS)の州都であるポルト・アレグリは、人口約140万人の大都市(日本では京都市や福岡市が同程度の人口規模)で、ヨーロッパ系移民が多い。1日を通じて、アジア系の人を見なかったのは、ブラジルの街ではこれが初めての経験。空港もちゃんと整備されており、事前情報をほとんど仕入れず行ったので驚いた。
いろいろ聞いてみると、古い建物はCentoro Historico(セントロ・ヒストリコ)に集中しているとのことだったので、Uberで行ってみた。約700円(R$20)、20分ほどで到着。1番目の写真は市庁舎で、その建物がある広場を中心に、コンパクトに古い街並みが新しい建物と混じり合っている。昼間歩く分には問題なさそうだったが、なんとなくカメラを取り出したくない感じだったので、写真はあまり撮れなかった。
土曜日だったので、美術館や博物館がちらほらやっているくらいで、他の施設は結構閉まっていた。Santander Culturalという、昔の銀行を利用した施設では、お金に関する常設展示と、何かしらのアートの特別展(こちらは準備中)をやっていたし、その近くの州立美術館では現代アートを展示していた。古い建物の活用方法がうまく、入場料も無料なのが嬉しい。
この街は牧畜やワインでも有名なので、市庁舎のすぐ横にある中央市場にも入ってみた。山積みの肉や、普段あまり見ないブラジル産ワインが並んでいる景色は、ポルト・アレグリならではないかと思う。市場は地方色が出るので、時間があるときは極力覗くようにしている。
野菜類の中に混じって、マテ茶が量り売りしていたのは、本当にここだけの景色だと思う。ウルグアイほどではないが、街の人はよくマテ茶を飲んでいた。
空港へは、タクシーを捕まえた。ポルト・アレグリのタクシーは赤い色に青のラインが入っており目立つ。一応タクシーメーターが付いているので、大きくぼられることはなさそう。街中も結構走っており、捕まえるのは難しくはないが、Uberの方が安いし安全なので、ネットが使える人はUberをオススメする。
帰りの飛行機を待つ間、空港内を探検。搭乗ゲート・到着ゲートのある1階の端には、お土産を扱う店があり、絵葉書や小物、そして肉の産地ならではのお土産(牛の部位を示したプレート、ガラス製でめちゃくちゃ重い)もあって面白い。あと、2階にある別のショップは、ポルト・アレグリで作られたサラミやハム、ワインやビールの取り扱いあり。荷物を持ち歩きたくない人は、最後にここでお土産を買うのをオススメする。
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