ブラジルのカーニバル休暇を利用して、チリの首都サンチャゴ近郊を二泊三日の旅。初日はサンチャゴから南に車で3時間弱のところにある、Colchagua(コルチャグア)というワイン産地のワイナリーを4箇所訪問。カーニバル期間中であまり人がいなかったので、ゆっくりとまわることができた。
チリのワイナリーを見学するには2つの方法がある。一つは、ガイドをつけて施設の見学と試飲がついた有料のもの。飲めるワインのグレードで料金が変わったりするが、そこそこ値段が張ることが多い。もうひとつは、単純に訪問して、勝手に見学する方法。ワイナリーによっては、有料試飲があったり、たまに無料で試飲させてくれるところもある。
最初に紹介するMontGras(モングラス、日本ではモントグラス)は、1992年創業の比較的新しいワイナリーで、日本にも多く輸入されている。ネットで調べたところ、イオンで1,500円くらいで販売されていたので、多分手に入りやすいワイナリーの一つ。
有料のワイナリーツアーはシーズンにもよるが、基本的に毎日10:30、12:30、15:00、16:00のスタート。料金は約2,200円(CLP12,000)で、事前のメール予約ができる。今回は時間がなく訪問だけだったが、中を自由に見学させてくれた上、手の空いているスタッフの方に畑の方を案内してもらい、収穫前のぶどうも快く食べさせてくれるなど、ホスピタリティ溢れる対応だった。
2軒目は、Montes(モンテス)というワイナリー。チリで初めてプレミアム・ワインを販売した名門ワイナリーで、1988年に誕生。日本では以前ビックカメラの酒販コーナーにあるのを見たくらいメジャーな一本で、入門ラインのクラシックシリーズなら一本約1,500円で手にはいる。エチケットには天使のマークがあるため、見つけやすい。ここレベルでメジャーになると、日本で購入した方が酒税の関係で安くなることも多くなる。
時間帯はMontGras同じで、ツアー代金は約2,500円(CLP14,000)が基本だが、アイコンワインであるMontes Alhpa MとMontes Follyが試飲できるオプションがある。その場合はツアー代金が跳ね上がって、約5,400円(CLP30,000)になる。今回は、せっかくなのでオプションの方を頼んだところ、他に参加者がいなかったので、通常の試飲4種類+アイコンワイン2種類の合計6種類を楽しめた。
3軒目のViu Manent(ヴィウ・マネ)には、併設されているレストランでのランチのため立ち寄った。1935年に設立されたファミリー経営のワイナリーで、日本にはまだあまり入っていない様子。個人的には最近見つけた掘り出しワイナリーで、入門ラインSecreto de viu manent(セクレト)は安くて美味しく、グアルーリョス国際空港のLATAM航空ラウンジでも提供されているくらい。
ここのワイナリーツアーは4時間、4人からと結構じっくりのため、参加はそもそも考えていなかった。ランチも美味しかったが、素晴らしかったのは、試飲が5種類くらい無料でできること。ワイナリーに併設されるショップの中にあるカウンターで、スタッフの方にお願いすると飲める。
最後は、1994年に設立されたLapostolle(ラポストーレ)。フランスの有名なリキュール、Grand Marnierを作っている会社がオーナーで、同じ敷地内にオーナーの家、およびワインを楽しめるホテルも併設されている。ちなみに、2軒目に行ったモンテスのワイナリーの隣にあるが、かなり敷地が広いため、歩いての移動はオススメしない。
こちらではツアーに参加。時間帯はどこも同じで、料金は約3,600円(CLP20,000)と高め。それもそのはず、アイコンワインであるCLOS Apaltaが試飲できる。これがとても美味しかったが、1本1万円オーバーのため購入は思いとどまる。建物がおしゃれで、訪問した中で一番時間・料金・見所のバランスがいい印象。
サンチャゴから距離があり、バスでの交通がお世辞にもいいとは言えない地域なので、ツアーでの訪問がいいと思う。また、各ワイナリーではツアー代はクレジットカードでの支払いを受け付けていたが、機械の故障等で使えない場合も想定して、いくらかキャッシュを持っていくといいと思う。(USDはそのままでは使用できない)
0 件のコメント:
コメントを投稿