2018年1月24日水曜日

確定申告

ふるさと納税の登場により、毎年1月に入るとよく聞こえてくる、「確定申告」という言葉が、一層身近になった人も多いかもしれない。今まで自分にはほとんど関係なかったが、数年前からはふるさと納税以外の要素で必要になり、確定申告を行っている。その影響で、周囲の税金に関心のある人から確定申告がらみで質問されることが増えた。税理士資格を持っているわけではないので、あくまでも自分の考え・所感ではあるが、以下の通り確定申告について備忘的にまとめてみた。


<確定申告とは何か?>
確定申告とは、個人の1年間の儲け(所得)を計算し、「支払うべき税金」と「前払いした税金」の差額を調整する作業のこと。普通のサラリーマンであれば給与明細にある「所得税」として、フリーランスの人であれば報酬受取の際に「源泉税」として、ざっくり計算で税金を先に支払っている。これらの「前払いした税金」に対して、きっちりと1年間の所得を計算し、「支払うべき税金」を計算すると、当然のことながら差がでる。

もし「前払いした税金」のほうが多ければ、確定申告によって「支払うべき税金」と「前払いした税金」の差額を国に返金(還付)請求できる。多分世の中の確定申告は、この税還付とセットになっているイメージが強く、確定申告=税金が戻ってくる、という理解がされているが、大体合っていると思う。自分も、払いすぎた税金を取り戻すために確定申告を行っている。

<確定申告が必要な人>
そもそもの話、確定申告が必要な人は周りにあまりいない。普通の会社員であれば、会社が勝手に「年末調整」と呼ばれる手続きを行い、「支払うべき税金」を計算してくれる。精々、控除対象となる住宅ローンや保険の書類を人事部or総務部に提出するくらい。なので、普通のサラリーマンにはあまり縁のない話だけど、例えば以下のような人たちが確定申告する義務がある。

・フリーランス(個人事業主)
・エリート・リーマン(年収2,000万超)、
・副業リーマン(給与以外の所得が20万円以上ある人)

<確定申告ってどうやるの?>
具体的な方法は、国税庁のHPにかなり丁寧に説明が記載されているが、大まかにいうと少し複雑な家計簿みたいなもの。一応複式簿記というルールに従って帳簿をつけて、決算書を作り、既定のフォームを埋めて、税務署に提出する。何が税務上費用として認められるか?みたいなポイントもあるので、色々と考えることも多い。

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