2018年1月31日水曜日

キングスマン ゴールデン・サークル(映画)

キングスマン ゴールデン・サークルは、2018年公開のイギリス映画。以前紹介した、2015年公開の映画「キングスマン」の続編で、こちらを見ていることが前提なつくり。前作を知っていると思わずにやりとする演出が随所にちりばめられている。お話としては、イギリスの諜報機関キングスマンが攻撃を受け、アメリカの類似機関であるステイツマンの助けを受けながら、ゴールデン・サークルという麻薬組織との戦いを遂行していく、というお話。大まかにいうとスパイ・アクション映画。

(映画.comより画像を引用)

1作目(キングスマン)が大のお気に入りなので、2作目(ゴールデン・サークル)も期待値がかなり高かったが、正直なところ前作を超える出来とは言い難い作品だと思う。前作の脚本は「主人公の成長と活躍」に焦点が当たっており、そこにアクションとギャグが加わってかなり痛快な作品に仕上がっていた。今作ゴールデン・サークルでは「成長した主人公の逆境と恋愛」に焦点が当たっているせいか、前作ほどの痛快さは感じられず。

(映画.comより画像を引用)

しかしながら、アクションシーンはパワーアップしており、アメリカの歌を歌う英国人等の皮肉っぽい、いかにも英国なユーモアは健在。この作品のウリの一つと考えられる英国紳士がスマートに戦うという雰囲気も、野暮なこてこてのアメリカ的要素を加える事で敢えてぶち壊してみるという、アメリカ映画とは一線を画す外連味は変わっていなくて安心。過剰な期待さえなければ、前作を楽しめた人であれば、おすすめできる映画。

(映画.comより画像を引用)

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